新しく始まった連続テレビ小説「ファイト」は、

取引先の大手商社の不正を暴いてしまったために、その商社から取引を停止され、窮地に追い込まれてしまった群馬のバネ工場の社長一家のお話。

家を手放すことになって、母親はまだ小さい下の子を連れて、母親の親友の両親が経営する四万温泉の旅館で、仲居として住み込みで働くことになる。

父とヒロインである娘はバネ工場に移り住むことになる。

この母親役が、のりピーこと酒井法子さんなんだけど、どーしてもイメージ的に、「女将になります」のヒロインを思い出してしまう。

今日は、手放すことが決まった家で、家族4人での最後の焼肉パーティだった。

焼肉のタレが好物で、いつもタレを飲むところを見つかっては母親に叱られていたヒロインの弟が、今日はしんみりして、じっとうつむいたままタレを飲まないどころか、焼肉にタレをつけようともしない。

心配したヒロインや母親が、理由を訊ねると

「ぼく、タレはもう飲まないから、ずっと飲まないからみんなとここにいたい」

というようなことを、涙ぽろぽろこぼしながら打ち明けるのだった。

そのあまりに真に迫った自然な演技に、思わずもらい泣きしてしまった。


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